ポンプ・送風機は、モーターやエンジンなどの動力装置を使用し、羽根車を回転させ、水や空気への力を加えてやるものなので、回転体の宿命といえるであろう、騒音・振動については避けては通れないのです。
騒音対策を行なうに当たり、対策の90%は以下に示す診断結果にあると考えるべきでしょう。
①騒音問題の確認
・騒音がどこで問題になるのか。
工場敷地境界線、周辺住宅、機械近くの作業者等
②騒音状況の調査
・どこで、どのような音が、どの程度問題なのか。
周波数、状況等
③騒音源の調査
・問題点の騒音が、どの騒音源からか明確にする。複数の場合は合成音。
④騒音放射源の調査
・騒音源(送風機等)の、どの部分から放射か放射源を掴む。
吸込み口、吸込みダクト、吸込み管、ファン・ポンプ本体、吐出しダクト、吐出し管等。